宮崎県知事賞


写真左から株式会社中馬建設、松浦・竹井経常建設共同企業体、知事、清本鐵工株式会社、                 

    株式会社盛武組、坂口建設株式会社

平成26年度一般水環第2-1号 宮之浦沖合地区 宮之浦沖合漁場 人工海底山脈築造工事

 本工事は、漁場造成を目的として海中に人工海底山脈(マウンド礁)を築造する工事です。本工事の施工海域は潮流れが非常に速く、波浪状況の変化も激しいため、作業船の流下等の不測の事態に備えて高出力の引船を配備して作業の確実性・安全性の確保に努めました。

 さらに、石材投入シミュレーションを繰り返し行うとともに、測量船により海中の流向及び流速を逐次計測し、その情報を基に石材投入市及びタイミングを割り出すことにより水深100mの海底に高精度の人工海底山脈を完成させました。

 また、小型無人機を使用した写真管理により施工状況を分かり易く見せる工夫が行われ、地元の中学校へ事業説明を行う際には、写真管理に使用した小型無人機を用いて校舎の空撮を行うなど工事の理解を深める取組がなされるとともに、地元漁港内の公園の清掃を行うなど、工事のイメージアップにも積極的な取組が行われました。

上のように、厳しい施工条件下においても、様々な取組を実施して精度の高い施工を行ったことや、地域の方々に対して事業及び工事への理解を深めてもらう取組が高い評価を受けました。