農政水産部長賞


平成24年度特定流通第1-2-2-3号 目井津漁港マイナス5.0メートル岸壁 桟橋上部工工事

 本工事は、漁港に桟橋を新設する工事であり、先行工事で施工済の鋼管杭の上に、鉄筋コンクリート構造の上部工を設置するものです。

 本工事は冬期における海上で施工を行うものであり、海象条件や気象条件の大変厳しい環境下にありましたが、更品質な構造物を造成するため、コンクリート打設後の養成では、蒸気養成を行うことで、硬化に適した温度及び湿度条件を調整するとともに、誘発目地材や塩分進入防止材を設置することで、ひび割れによる構造物への影響を抑制する対策が行われました。

 また、地元漁協と密に情報共有や調整を行い、漁業関係者の操業に対する安全面への配慮が行われるなどトラブル無く工事を完了しました    以上のような、施工上の品質確保に関する取組や漁業関係者へ配慮した取組が高い評価を受けました。